果たして歴史というカテゴリに分類するのが正しいのだろうか?
宇宙が誕生してから現代までの、地球そして地球上の生命の歴史について、時系列的にまとめた書籍。
といっても、項目ごとに解説する、百科事典的説明ではなく、その時代をサマリーして文章にしているので、読みやすい。
大判の本で、約500ページ。そのなかでも、やはり人類の生誕以後に多くのページがさかれており、約400ページの記述があるが、もうひとつの尺度として、宇宙が誕生してから今までを24時間として捉えており、人類の誕生は23時59分57秒...
たった3秒に400ページそして20万年。中国の歴史ですら4000年....そのわずかの時間の中で多くの命が誕生し、多くの戦いがあり、そして希望が生まれた。
その、137億年の歴史の中で、23時59分59秒として最後に記述されているのは、2011年3月の福島原発事故。
人類は新しい1日、0時0分0秒をはじめることができるのだろうか?と物語を締めくくる。
平易な文章であるので、中学生ぐらいから読むことが出来ると思う。その年代の子供が読んだら、歴史の中での自分の立ち位置を考えるヒントになると思う。
また、家において暇なときにぱらぱらと読みすすめていくのも良さそうだ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2015年2月25日
- 読了日 : 2015年2月25日
- 本棚登録日 : 2015年2月25日
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