…書評を書くのが何年ぶりなんだって感じですが…いい加減整理つかなくなってきたので…じわじわと。積読よりも読み終わってるのに書評書いてないのがまた読み終わった当時の熱はとうに無いものだから、かといってざっと読み返すと直後とは違うけどそれなり思うところはあるので、ひとまずそれを書き留めるとして。
こちらは刊行ペースがゆっくりなので、置いておいても何冊もたまることはない。のでここから攻めていこうと思ったけど、そういえば原画展も行ったなぁなどと思いつつ。原画展で思ったのは、ハチクロと3月を並べると明らかに掲載誌を意識しているんだなぁと感じたのが一番。書き込み方とかぜんぜん違う。ネームから完成までの工程がものすごくてもはや同じものをまるごと3回以上描いているようなものなのじゃないかと思って、それに加えて専門分野の裏取りとかもやらなきゃで、この人は一体どれだけの作業をどれだけのスピードと質量でこなしているんだと唖然としたり。
…書評です。
いろいろじわじわ進んでいますが、大きくは二階堂回か。みんなのアイドル宗谷の罪深さよ。ただひたすらに主人公が勝ち進むわけではなく、時には負け、時には別の者が勝つリアリティ。それは登場人物ひとりひとりが誰であってもただの「キャラクター」ではなく、一個人として日々を「生きてる」感覚があるからこその自然なのだと思う。
コメディとシリアスが毎度いい具合で混ざり合って、読後はニュートラルな気持ちと食べ物のイメージが残るのがまた気負わず読めるけど満足度が高い。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年11月8日
- 読了日 : 2018年11月8日
- 本棚登録日 : 2017年8月7日
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