スワロウテイル/幼形成熟の終わり

著者 :
  • 早川書房 (2011年9月23日発売)
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本棚登録 : 24
感想 : 1

旅犬(オーナレス)によるテロ、人口妖精の顔剥ぎ事件、火葬場から出てきて動き出した人口妖精、揚羽を殺そうとする全能抗体? そもそも女性側へ行ってしまったはずの揚羽が何故か男性側で活動しており、一人称が「ボク」に変わっている違和感。最初の水気質である芍薬の哀れ、エウロパとエニグマの賭け、揚羽と真白で事件や疑問は解決。真白は揚羽の後を追うように青色機関に身を投じ物語は終わる。人口妖精の顔と精神の関係は面白かった。椛子周辺の諸処については何となく今ひとつ消化不足な気がする読後印象。勅使河原と早乙女に安らぎを…。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年6月13日
読了日 : 2016年6月12日
本棚登録日 : 2016年4月23日

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