東の海神 西の滄海 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)

著者 :
  • 講談社 (1994年6月5日発売)
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本棚登録 : 5589
感想 : 372
4

危険な小説。
旅の友にと持ち歩くには、自分には不向き。夢中になりすぎて、電車を降り損ねそうになるし、バス停で傘を忘れても気づかない。ストーリーの戦乱にリアルな読者の自分も巻き込まれる感じ。単にうっかりしているだけかもしれないが。
そんなこんなで読み終えて、満足度は高し。十二国記、延の話。幼い頃に蓬莱で捨てられた子どもが、生き延び再会。彼らの主と国の運命やいかに。村上水軍なんてのも出てきて、日本史好きにはちょっとドキドキする展開。
王とは、治世とは何か。統治者は何をすべきなのか。
面白くて考えさせられる、大好きなシリーズ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年7月4日
読了日 : 2021年7月4日
本棚登録日 : 2021年7月4日

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