途中の一歩(上)

著者 :
  • 幻冬舎 (2012年8月31日発売)
3.60
  • (2)
  • (2)
  • (6)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 23
感想 : 2
5

上下共に

青春というにはとうが立ちすぎているかな?
結婚するってこと、出会うってこと、人と付き合うということ、自分を伝えること。
どれもとても難しい。
私は、結婚は流れるようにさらさらとしてしまったけど、出会いのない職場だったので、もし、結婚する人と出会わなかったら、うまく結婚できないままに、グズグズと身動きできずに立ち止まっていたかも知れない。
でも逆に言うと、そういう右往左往も経験できれば、それはそれで苦しいなりにいい経験になっただろうとも思う。

始め、覚元のことをあまり好きだと思えなかった。
けれど読んでいくうちに、この人っていいかも~と思った。
そんな風に、人って知れば知るほど、好きになれるところがあるものだ。
もちろん逆もだが。
覚元の不器用さ、優しさ、真っ直ぐさに泣いた。

途中の一歩。
この言葉を私も大切にして生きていきたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 青春
感想投稿日 : 2013年1月18日
読了日 : 2013年1月18日
本棚登録日 : 2013年1月18日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする