晴天の迷いクジラ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2014年6月27日発売)
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本棚登録 : 2548
感想 : 208
4

この数日間で、窪美澄さんを読むのは4冊目となります。今回のコチラは400ページあり行間ビッシリだったので1番の長編に感じました。

48歳の野々花
24歳の由人
16歳の正子
3人それぞれ生きづらい深刻な事情を抱えて自分1人でどうしようもない状況。
最後それぞれが繋がっていきます。
抱える苦しみがリアルに描かれており、少なからず共感してしまうシーンが3人ともにあり…。。
なんか色々考えさせられます(゚o゚;;

本編の中で、ばあちゃんの言葉
なーんにも我慢することなか。やりたいことをすればよか。正子ちゃんはそんために生まれてきたとよ
のシーン、印象的。

人間の本質というか、生と死というか、なんかいろんなエッセンスが散りばめられていて、読み切ったあとは頭が良い意味で疲れ果てました。
海老くん、優しい子だなあ(*'▽'*)

ちょいと違うジャンルを次挟もうっーと。


自分メモ 窪美澄さん
1、じっと手を
2、やめるときも
3、女に
4、クジラ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年5月20日
読了日 : 2023年5月20日
本棚登録日 : 2023年5月20日

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コメント 2件

さてさてさんのコメント
2023/05/20

なんなんさん、こんにちは!
いつもありがとうございます。

窪美澄さんのレビュー週が重なりましたね。
うち二冊が同じというのも凄い確率だと思います。なんなんさんのレビューを読ませていただいて改めて読んだ時のことを思い出しました。
タイミングが合わなくて最新刊が読めていないのですが、窪美澄さん、早くコンプリートしたい作家さんのお一人になりました。
また、よろしくお願いします!

なんなんさんのコメント
2023/05/20

さてさてさん、こんにちは!
そーなんですよ、先日気づいてました!さてさてさんのサイクルと重なってるーって٩(^‿^)۶

私も窪美澄さん、コンプリートしたくなる作家さんにランクインしてます!

いつも、素敵なレビュー尊敬します。
これからもよろしくお願いします^ ^

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