読み始めは堅苦しい歴史考証物かと思ったが、すぐに物語としての作品に引き込まれた。残っている資料をもとにエピソードを並べているのだろうが、どこからどこまでが事実かは重要ではない。奈良時代に唐まで渡ることの困難さ、そこに身を投じ荒波と他国に翻弄される者たちの思いに触れることがこの作品の作品としての価値。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年2月16日
- 読了日 : 2015年2月16日
- 本棚登録日 : 2015年2月16日
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