伝わるデザインの基本 増補改訂版 よい資料を作るためのレイアウトのルール

  • 技術評論社 (2016年8月5日発売)
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感想 : 80

強調、グループ化、メリハリ、視認性、可読性、目の流れを意識する!!

長文には太い文字を避ける
読ませるなら明朝体、パッと見せるならゴシック体
小さい文字は可読性が高く、大きい文字は視認性が高い

おすすめフォント…Windowsならメイリオ、游ゴシック、小塚ゴシックプロと游明朝。MACならヒラギノ角ゴ、ヒラギノ明朝
欧文は、segoe uiやcalibri、TimesNEWローマン

明朝体の強調にはゴシック体を使うこと。
行間は、文字の高さの0.5-1.0文字分とする。
一行が長くなると広い行間が必要で、短くなると狭い行間でもよい。

MSオフィスでの行間調整→1ページの行数を指定時に文字を行グリッドに合わせるをオフ。
PowerPointでは、行間を倍数にし、1.2ぐらいを指定すると○
箇条書きはぶら下げインデントにし、文頭の点を大きくするのがよい。
小見出しは強調。小見出しと中身はインデントするのではなく、左揃えにしたまま文字を小さくする。
SHIFT+Enterで、改段落せずに改行する。

ワードやパワポでは、書式のコピー→貼り付けで、テキストボックスや図式の書式を簡単にコピーできる。また、既定の設定にしておけば、次からは図形などを書くたびにその書式になる。

異なる種類の図形(囲み)の混在を防ぐ。楕円はなるべく使わない。
囲みのときは、色は塗りと枠のどちらかだけが基本。文字が多いときは塗り色だけが良い。
矢印はできるだけ控えめに。
囲みの中に文字を入れるときは、必ず余白を作ること!(無いと窮屈に、ありすぎると間が抜けて見える)
一般的には、スライドには表よりもグラフが適している。(正確な数字を目で追わないタイプの図)
グラフはとにかくシンプルにすること。影をつけない、色を何色も重ねない(濃淡で表現)、補助線は読みにくいだけだから薄くするか消す、グラフの周りの枠はいらない

エクセルの表においても、行の線は見づらいだけ。消す。また、一行置きに背景色を利用すれば横に比べやすくなる。
表の中にも余白を取り入れ、見やすくする。

【レイアウト】
余白を取る、揃える、グループ化する、強弱をつける、繰り返す

グループ化するときは、枠ではなく余白でグループ化する。何でもかんでも枠を使うと見づらくなる。フォントの種類や色、大きさでグループ化をする。

スライドの情報量に応じて、文字サイズを変えたり、資料の上下左右の余白を変えない。資料全体を通して統一し、洗練させる。

白黒印刷のときは、グラフなどは色相の差ではなく明度の差で塗り分ける。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年6月26日
読了日 : 2020年6月26日
本棚登録日 : 2020年6月26日

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