「かけっこしよう」もうこのセリフだけで泣きそうだ。
母校の陸上部がモデルで遠ざけていた本書...青春を思い出す心の準備と勇気が必要だった。
創立50周年の今年、読むのにちょうど良い機会が到来。
押谷新ニは、兄と同じサッカーをやってきた。
天才的なサッカーセンスの兄に、劣等感を抱き続けてきた新ニ。
家族の希望するサッカー強豪校への進学を敢えて辞め、公立高校へ進学する。
そして、俊足を生かし、幼馴染の連と陸上部へ入部したのだ。
天才的なスプリンター連の走りに憧れ、切磋琢磨していく。
新二の一人称で描かれる文体は、新鮮で高校生男子の軽やかさをよく表している。
とにかくキラキラ眩しい★
友情と若さと青春に溢れて、もう戻れないあの頃の自分に出会えた。
ラストも良かったなぁ〜。みんな大好きだ♡
母校の名前を謝辞で目にし、また胸が熱くなった。感動の青春小説に間違えはなかった!
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年12月1日
- 読了日 : 2023年11月29日
- 本棚登録日 : 2023年12月1日
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