久しぶりの重松清作品。やっぱり予感は当たり、電車の中では読めない本でした( ; ; )
8話の物語の主人公は、中学校の国語 非常勤教員:村内先生。オジサンでもっさり、国語の先生なのに吃音で授業は聞き取りにくい。
「うまくしゃべれないから、たいせつなことしか言わない」
孤独感を抱える生徒の側にすっと来て『間に合う』ことを仕事にしている。
中学生の不安定な心を描き、胸が苦しくなった場面もあったが、とても温かく豊かな読了感。
あとがきを読み、重松清のパラレルワールドなのかもしれない、と思った。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年8月2日
- 読了日 : 2021年8月2日
- 本棚登録日 : 2021年8月2日
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