フィッシュストーリー

著者 :
  • 新潮社 (2007年1月30日発売)
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本棚登録 : 5683
感想 : 799
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ひとり伊坂幸太郎氏フェアで、今迄読みたかったが読めていなかった作品を読んでいる。
作品間のリンクには自分の記憶力がさっぱりついて行けず、ネットの力を借りてみるも、薄ぼんやりと思い出せるものと全く思い出せないものとがある。

本書の「ポテチ」は良かった。
映画化されていたようで、読み終わってから、当時の映画予告動画だけネットで観てみた。
今村と黒沢役の俳優さん達は両者とも演技が上手くて好きな方達だったが、それでも自分のイメージしていた今村と黒沢とは全く違う。
今村の母と大西、つまり女性陣の方も自分の脳内イメージと全く違う。

これはあくまでも個人的な意見だが、伊坂作品に限らず、私は原作よりも映像の方がはるかに素晴らしいと思えるパターンには出会ったことがない。
映像の方を「悪くはなかった」「これはこれで良かった」くらいに思ったことはあるが。
そしてそう思えるのは大抵映像を観たのが先だったという場合なのだ。
やはり、読者の数だけの脳内映像を生み出す書籍って素晴らしい。

★間違えて電子書籍の方で登録していたことに気付いたので修正(2019/08/27)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説・物語 (時代小説はこちら)
感想投稿日 : 2019年8月27日
読了日 : 2019年2月21日
本棚登録日 : 2019年8月27日

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