私の男

著者 :
  • 文藝春秋 (2007年10月30日発売)
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本棚登録 : 5028
感想 : 1014
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読みにくそうなテーマなので手を出せずにいたけど、読んでみたらすごく好きな雰囲気の本でした。暗くて、生臭い。
孤独だった者同士の依存と愛。現在から過去をさかのぼって書いてあり、読み終わったあとにはまた最初から読みたくなる。花と淳悟の関係が素敵だと思ってしまった。骨になっても一緒に居たいと思えるのはうらやましい。二人が出会ったころの話もよかった。花が人殺しをするシーンは頭の中に映像が鮮明に浮かんでトラウマになる。淳悟が消えてから、二人はどうなったのかまったく予想がつかない。まだ終わっていない気がする。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 国内の小説
感想投稿日 : 2014年2月13日
読了日 : 2014年2月13日
本棚登録日 : 2014年2月13日

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