女の子版『スタンド・バイ・ミー』って言ってしまうと語弊があるんだけど。まあ、こっちは一人だし、好き好んでサバイバルな状況に置かれたわけじゃないしね。
ただ女の子が道に迷うってだけの題材で、どうしてココまでおもしろく書けるんだろう?さすが!としか言いようがありません。
いつもキングの作品を読む度に思うんだけど、描写が細かいんです。だからその時の状況とかが、リアルに思い浮かべられる。
顔にまとわりつく蚊の大群だとか、濡れた落ち葉の感触とか、ドロドロの何がいるのかわからない沼の様子とか。
あ、スタンド・バイ・ミーっぽいって思ったのがあった!
朝起きたら、鹿がいるシーンがあって、読んだ瞬間にスタンド・バイ・ミーの朝の線路のシーンを思い出しました。
キングにしては短い話だったし、一気に読んでしまいました。
最後とか、トリシアを待っている家族の心情の部分で感動しました。
読書状況:読み終わった
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本
- 感想投稿日 : 2009年1月18日
- 読了日 : 2009年1月18日
- 本棚登録日 : 2009年1月18日
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