「何かの拍子にできた世界の窪み」のような小さなアーケードが舞台。
そのアーケードにある少し変わったお店とその店主たち、そしてそこを訪れるやはり少し変わったお客さんたちを、配達係を勤める「私」が静かに見守っている。
とても静かで穏やかで、どうしようもなく寂しい物語。
「私」の視点で語られるアーケードの物語は、どれもすごく愛おしい。
愛犬ベベの愛らしさ、お父さんの優しさに涙が出そうになる。
とても魅力的な場所なのだけど、永遠に存在するわけではない。
そんなつい目をそらして忘れたくなることを、ずっと突きつけられている。
だから愛おしいし、寂しいんだと思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年7月5日
- 読了日 : 2012年7月5日
- 本棚登録日 : 2012年7月5日
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コメント 8件
猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2012/07/09
takanatsuさんのコメント
2012/07/09
猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2012/07/10
takanatsuさんのコメント
2012/07/10
猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2012/07/11
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2012/07/11
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2012/07/12
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2012/07/12