まるでCGを駆使したパニック映画を見ている気分になりました。すごいスピード感。宇宙のブラックホールがナンダカンダ~の部分はよく分からなかったのですが、一気に読んでしまいました。
映画化されると面白そうですね。というかむしろそれを狙って書かれたような感じも否めないです。このキャラにはどの配役がいいかなーと考えちゃいました。
誰もいなくなった世界に取り残された人たちがどういう人間なのか分かっても、それでも全員元の世界に戻れたらよかったのになぁと思います。あれだけの地獄を助け合ってきたんだから努力賞をあげたい気分です。
個人的には理想主義者が生き残って現実主義者が死んでいったのはちょっと不満でした。
世界が変われば善悪も変わると何度か言われてますが、それは法律的な意味合いのものだけで、やっぱり倫理感は変わらないんだろうなと思いました。だから現実的なものの見方をしていた人たちは元の世界へ戻れなかったのかなぁと思います。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
東野圭吾
- 感想投稿日 : 2013年9月18日
- 読了日 : 2013年9月18日
- 本棚登録日 : 2013年9月17日
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