奇面館の殺人 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社 (2012年1月6日発売)
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本棚登録 : 2217
感想 : 358
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綾辻行人『奇面館の殺人』読了。面白かった。館シリーズの原点回帰って感じかな。十角館と迷路館のころの雰囲気。読みながら解答を考えるんだけど、登場人物にバイトで来たメイドさんがいてその娘が自分の考えを代弁してくれる感じがして面白い。作者はいわゆる自分みたいな一般の読者の思考を読みきってる気がするのは凄いね。ここまでは考えられるだろう、でも実はね、、、って。
これから読む人はちょっとハードル高くなっちゃうけど是非前の館シリーズを読んでから読んでほしいですね。この作品だけでもちゃんと完結してるし楽しめるけど前読んでれば雰囲気とか含めてもっと楽しめると思うから。
今回読んでて綾辻行人はやっぱり綾辻行人だったんだなって安心しました笑、久しぶりに十角館で登場人物エラリィのあの台詞を思い出しました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年1月12日
読了日 : 2012年1月12日
本棚登録日 : 2012年1月12日

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