リトルプリンセス-小公女 新装版 (講談社青い鳥文庫 94-5)

  • 講談社 (2007年10月30日発売)
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本棚登録 : 117
感想 : 15
5

 「小公女」です。こんなに面白いとは。面白さは100年以上昔に書かれたとは到底思えませんでした。現代の感覚では常軌を逸した極端なストーリーが、現代のアニメ風の挿絵と非常によくマッチしていました。むしろ100年前だからこそ極端な金持ちや極端な差別が存在していて、起伏の振れ幅が大きくなってストーリーが面白くなっているのかもしれません。特にパン屋のくだりは本当に涙なしには読めず、うちの子供たちはその父の姿にあっけにとられるほどでした。子供たちは終盤の、ミンチン先生が追い払われるところやミス・アメリアが後悔するところに妙に喜んでいましたが、それだけ中盤にミンチン先生にストレスを感じていたのでしょうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2011年10月12日
読了日 : 2011年10月10日
本棚登録日 : 2011年10月12日

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