「小公女」です。こんなに面白いとは。面白さは100年以上昔に書かれたとは到底思えませんでした。現代の感覚では常軌を逸した極端なストーリーが、現代のアニメ風の挿絵と非常によくマッチしていました。むしろ100年前だからこそ極端な金持ちや極端な差別が存在していて、起伏の振れ幅が大きくなってストーリーが面白くなっているのかもしれません。特にパン屋のくだりは本当に涙なしには読めず、うちの子供たちはその父の姿にあっけにとられるほどでした。子供たちは終盤の、ミンチン先生が追い払われるところやミス・アメリアが後悔するところに妙に喜んでいましたが、それだけ中盤にミンチン先生にストレスを感じていたのでしょうか。
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- 感想投稿日 : 2011年10月12日
- 読了日 : 2011年10月10日
- 本棚登録日 : 2011年10月12日
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