東大出身、ボスコン⇒アクセンチュアを経て客員教授として各大学講師など勤める方の、ロジカルシンキングの技術が書かれている本。
この手の本を多く呼んでいるわけではないが、他書と比較しても根幹となる基本的な考え方が書かれていると感じた。ただ良書ではあるものの、考え方なので、自分自身に落とし込んで実践することで始めて意味を成す。
成長のきっかけにはなりえる良書。以下抜粋
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・話し始める前から、結論は明確でなくてはならない。
・「~が一つある」と言い方はせず、「~が一番大きな原因です」と言いかえることの重要性。すると、次には「なぜ一番大きいかというと・・・」になる。
・ちゃんと聞くということは、自分の聞きたいことを聞くではなく、相手が伝えたがっていることをちゃんと聞き取ること。
・「要は○○ってことですよね」と断定はしないこと。自分の考えを違う言葉で言い切られることは気分が悪いですし、自分の考えとずれていたら「こいつ、わかってない」となってしまいます。
・一般社会では、ものごとを明確化するとは、「はい」「いいえ」で答えられる形に落とし込んでいくこと(誘導尋問)
※かみあう会議の5つのルール
①プレゼンターは簡単な文章でまとめ、みな終わりまで聞く
②質問する前に、みなで3分考える
③勝手に話さない。ダイジなことからずらさない
④賛否を示し、「コメント」に逃げない。
⑤決め方を決めておき、雰囲気で決めない。
・意見が割れたとき、どう決めるかを事前に定めましょう。
(多数決付き、1人で意思決定なども◎)
・ほめるというのは、相手のダイジなところできちんと差を述べること。
- 感想投稿日 : 2012年10月8日
- 読了日 : 2012年10月8日
- 本棚登録日 : 2012年10月8日
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