2020(R2)3/23-6/14
時間がかかった。年度がかわり、“転職”のような人事異動で本を読む暇がつくれなかったことと、コロナによって図書館が閉鎖され、一旦返したまま、再度借りれなくなってしまっていた。
それでも読み進めたのはなぜだろう?
初めはけっこう惰性で読んでたのに。
「ただのSFか?」
「背伸びした男の子の、若干ナマイキなお話か?」
などと訝しみながら読んでいたら、最後の最後にすごいのが来た!
主人公の「ぼく(アオヤマ君)」があまり感情を表に出さずにいるから、話自体も淡々と進むけど、ちょっと泣きそうになった。逆に、あまり感情を表に出さないアオヤマ君がとってもいじらしかった。(僕の中の「アオヤマ君」は、『崖の上のポニョ』の宗介である。)
この物語は、SFというフィルターを通した、青春物語だった。
どうか、アオヤマ君の願いが叶いますように。
追加
アオヤマ君とお姉さんの関係が、時折『銀河鉄道999』の鉄郎とメーテルと重なったのは、ワタシが40代だからだろうか。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年6月15日
- 読了日 : 2020年6月15日
- 本棚登録日 : 2020年3月23日
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