2021(R3)8.24-8.26
テレビドラマにもなった花咲舞が、上司の相馬とともに問題のある銀行の支店に乗り込み、問題を解決していく短編集。
正義感が強く、筋が通らないことは、たとえ相手が上司であっても決して負けない。問題が大きくて何回でも決して諦めない。
面白すぎて一気に読んでしまった。そしてスカッとした。
それはなぜか?
勧善懲悪のストーリーであり(実際にはそんなにスッキリとは解決しないと思うのだが)、悪いヤツは痛い目に遭う展開であること。
組織の中で生きている自分にとって言いたくても言えないことを、花咲舞が代わりにズバッと言ってくれる。その辺りの痛快さ。
その辺りが理由なのかなと思った。
金融庁の主任検査官をやっつける話なんか、痛快さを通り越して爽快さすら感じる。
また一方で、花咲舞たちと敵対する勢力の中心部にいる登場人物の「苦悩」というか「心の揺れ」も描かれて味わい深い。
エンタメとしてとっても元気になれる作品を見てでした。痛快!爽快!
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年8月27日
- 読了日 : 2021年8月27日
- 本棚登録日 : 2021年8月26日
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