2021(R3)6.21-7.9
3つの中編が絡みあっていることは分かるが、それがどう絡み合って、結局どう収束したのか分からないまま読了。
相変わらず「一気読み」ができなくて間が空くので、話の流れが整理できず、行きつ戻りつ読むものの次第に苛立ち、3編目は前2編の解決編となっているんだけど、その意味がよく分からずに読了。
その後、いろんなサイトの書評を読んで、この物語の全体像が分かる。
『SOSの猿』の時に、伊坂幸太郎のレトリックにつていけない自分がいたけれど、またもや同じような展開となってしまった。
そりゃあね、ついていけないワタシの読解力のなさが根本原因であることを前提にしたとしても、「読者を置き去りにする物語」ってどうよ?と思う。
もしくは、「作品の組み立てやレトリックの妙を解き明かす楽しみを味わう物語」なのかな?
ああ、ダメだ。今、作品(単行本)の帯を見返したが、ワタシにはこの物語を肯定的には捉えられない。(単独の3編はそれぞれ面白いんですけどね。)
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年7月12日
- 読了日 : 2021年7月12日
- 本棚登録日 : 2021年6月23日
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