うーん、これは面白かった。読んで満足。
意外と読みやすかったし。
実際起きた金閣寺の放火事件を題材にしたということで、硬派なものをイメージしていたけど、
主人公の心理描写が精緻で複雑で圧倒的で、すごい引き込まれました。
美への執着とか、ものすごい劣等感とか、やたらと難解な屁理屈とか、
なんかわけわかんないとこも多かったけど
青春の青臭さ全開で、一つ間違えばただの幼稚なヘタレくんなんだけど
なんかすごかった。
緊張感の高まりも、美醜の対比も、罪と許しも、友情も、耽美的な死も悲劇的な死も、
なにもかも、これが三島文学かぁと。
最後のところ、感動しちゃったなぁ。
またいつか読み返したい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本文学・古典
- 感想投稿日 : 2013年7月25日
- 読了日 : 2013年7月24日
- 本棚登録日 : 2013年2月15日
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コメント 2件
kwosaさんのコメント
2013/07/25
tiaraさんのコメント
2013/07/26