家族の良さに気付かせてくれる映画。
放火事件、強姦事件がとりあげられるが
ミステリー映画ではない。
人はどうやって「家族」をつくりあげていくのか
重くて消せない過去を背負いながら人はどうやって歩んでいくべきなのか
というのがテーマになっている。
映画の表現では思ったほどの重暗さはなかった。
兄弟のうち
弟のほうは父親の子ではなく、母親が強姦されたときにできた子ではないか
という疑惑を抱えて生きる家族が主役だけど、
結局、DNA検査なんてものはこの家族には必要なく
一緒に生きてきた、その事実のほうを大切にする。
それがすなわち兄が研究していた
DNAと環境とどちらが人格の育成に大きいか
という問題の答えにもなっているようだ。
evidenceはないけれど、そんなものいらないというのが解答みたい。
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- 感想投稿日 : 2013年9月1日
- 読了日 : 2013年8月8日
- 本棚登録日 : 2013年9月1日
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