クルーグマン教授の経済入門

  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2003年11月1日発売)
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これも毎年1回は読む本。
1年経つと大体世界情勢がちょこちょこ変わっているので、その時の情勢を見直す際の補助的な役割として凄く重宝している。

マクロ経済を見る時に、何が重要で何が重要で無いかその指標を与えてくれる。
クルーグマンによれば経済を見るにあたって重要な指標は「生産性」、「失業率」、「所得分配」のみっつ。本書をきちんと読まないと分からないけど、実際に読み終わった後に様々な事柄を考えてみると、このみっつで意外とどうにかなる事が分かる。

単純な様でこれって凄いことだと思う。与えられた凄く単純な指標で世の中の事象を自分の中で噛み砕く事が出来る。これこそが入門書だと思う。

あと、山形浩生氏が訳した本って、あのくだけた訳が攻撃されるけど、(コンピュータは難しすぎて使えないとか、暗号の秘密と嘘とか。暗号の秘密と嘘のタイトルの訳し方は俺もどうかと思うが。)何冊か原著と比べた感じだと割と的を射た訳し方だと思うんだけどなぁ。

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読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 読了
感想投稿日 : 2008年11月18日
本棚登録日 : 2008年11月18日

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