「時代が変わり、国が違っても、ひとの寂しさは変わらない。」
という裏表紙の文章に惹かれて手に取った一冊でした。
訳者の方はフランス版宮沢賢治、とシュペルヴィエルのことを解説しています。
大海原に浮かんでは消える町に住む一人の少女の物語。
幻想的な風景で綴られる、美しく寂しい風景。
ぽっかりと心に穴が開いたような、ノスタルジックな気持ちに。
堀口大學の翻訳版では「沖の小娘」というタイトルになっています。
また少し雰囲気が違っているので、気になった方はそちらもぜひ。
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カテゴリ:
外国・文芸
- 感想投稿日 : 2013年3月26日
- 本棚登録日 : 2013年3月26日
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