ディレイニーの短篇コレクション。
既に同じ『未来の文学』から刊行されている『ダールグレン』はある種の奇書とも言うべき本で、訳が解らないのに妙に面白い作品だったが、短篇の方はキワモノ的な部分は殆ど見られず、SFらしいSF、幻想小説らしい幻想小説が揃っている。つまり、『ダールグレン』の先入観を持ったまま読むと驚くw
味わい深い短篇を、今時珍しい四六判二段組にぎっしり収録しているので、読み応えは充分だった。また、ディレイニーのかなり詳細な経歴も併せて収録されている。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年12月30日
- 読了日 : 2014年12月30日
- 本棚登録日 : 2014年12月25日
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