『しめくくり』は自分が死ぬ気持ちを体験しない事には死をむかえた人間の心の中は書けないという作家の話。この世に死んだ人は存在しないし、その気持ちが本当に理解できるのは人生のほんの僅かな時間であるのだろうが、一番重要な時間なのかもしれない。
その他、尊厳死やモンスターペイシェント、インフォームドコンセント等々現代につながる話もあるが、内容的にはやや古いか。時代なので仕方ないのだが、医師と患者の関係や社会の価値観も変化しているという事だろう。もはや医師が偉いという時代でもないし。
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- 感想投稿日 : 2015年6月14日
- 読了日 : 2015年6月14日
- 本棚登録日 : 2015年3月27日
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