河合先生が会長をしている「ウソツキクラブ」短信である。著者は「大牟田雄三」という人。これは河合先生の諧謔である。
その雄三氏が綴るお話は、実社会で著名な方々が実名で登場したり、誰でも知っている故事来歴によって進行するので、ウソもホントウに聞こえる。ユーモアのある立ち位置、皮肉・批判精神などが豊かな教養で「物語」を作る。本当に荒唐無稽の話でも、いや本当のことかもしれないぞ・・などと思いこんでしまいそう。楽しい本であり、恐ろしい本でもある。
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カテゴリ:
社会・思想
- 感想投稿日 : 2008年10月12日
- 本棚登録日 : 2008年10月12日
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