[2011.10.15]
“ムントは、なるべく人通りの少ない細い通りを選び、こそこそと、あの殺風景な地下室へと急ぐのだった。”
(凍った時間)
星新一を初めて知ったのは高校1・2年生のときで、「どんな本が好きなの?」という問いに対するこたえでした。何系の話を書くひとなのかを尋ねたらちょっと困ってた覚えがあります。次に会ったのは高校3年生くらいのとき、NHKのショートアニメで。一筋縄ではいかない、すこしブラックなストーリー展開にとても引き込まれました。
大学1年の夏、文庫本フェアですこしどきどきしながら購入、しかしすぐに読むことはなく、2年後のきょう、ようやく読み終えました。
解説にも書かれているとおり、40年ほども昔に書かれた作品にもかかわらずいまでも新鮮味にあふれているし、まったく古くさくなく馴染みやすい文体に感銘をうけました。そんなに昔の本だなんて信じられないおもいです。
この本のなかで好きだとおもった作品の名前をリストアップしようとおもったけど、あれもこれも…となってしまったのでやめました。どれもとても読みやすく、何とも言えない思いがのこります。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
買った本
- 感想投稿日 : 2011年10月15日
- 読了日 : 2011年10月15日
- 本棚登録日 : 2011年10月15日
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