母親と息子の交流の物語。
お父さんが、小林薫というのも 力がぬけていていい。
樹木希林があって、はじめて成り立つ物語かもしれない。
その表情の豊かさ。
母親らしさ。オンナらしさ。ニンゲンらしさ。
けなげでしっかり者。
それに対するムスコ役が オダギリジョー。
ふむ。それはないだろと思ったが
実に、肩のチカラがぬけていて、うまい表情だった。
絵を書くのが好きで、コラムを書き、ラジオにもでる。
お笑い系なんだけど お笑い系でない。
危ういところを うまく泳ぎきった感じがある。
ガンで苦しむ。
そして、抗がん剤の投与。
普通だったら、髪の毛が抜けるはずなのだが、
髪の毛が抜けない抗がん剤というのもあるのか。
ホントに、終末医療を考えなおさなくちゃいけないね。
それにしても、豪華な脇役ですね。
小泉今日子が 不動産屋の事務員だったったり、
寺島進が お母さんのさえない恋人役だったり。
こんな風の配役が、おもしろかったよ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
家族
- 感想投稿日 : 2017年2月1日
- 読了日 : 2017年2月1日
- 本棚登録日 : 2017年2月1日
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