【本の内容】
スマートなユーモア、ユニークな着想、シャープな諷刺にあふれ、光り輝く小宇宙群! 日本SFのパイオニア星新一のショートショート集。
表題作品をはじめ「おーい でてこーい」「殺し屋ですのよ」「月の光」「暑さ」「不眠症」「ねらわれた星」「冬の蝶」「鏡」「親善キッス」「マネー・エイジ」「ゆきとどいた生活」「よごれている本」など、とても楽しく、ちょっぴりスリリングな自選50編。
[ 目次 ]
[ POP ]
「おーい でてこーい」(『ボッコちゃん』所収)を初めて読んだのは、「毎日中学生新聞」の日曜日のマンガでだったと思います。
その後、ラジオドラマでも聞いて、高校時代の友達にも聞いて、浪人時代に、新潮文庫の黄緑の背中のシリーズを全部買って読みました。
ノックの音がして、誰かが訪れるという設定で、こんなにたくさんの物語を生みだせる発想に、驚嘆しました。
星新一さんのショートショートのシリーズは、僕には衝撃的でした。
僕が、学生時代、生協の本屋さんで、星新一さんの黄緑の新潮文庫が、一面に並んでいるのを見て、憧れていました。
21歳の時、銀座の文壇バーで、生・星新一さんと一緒になりました。
山藤章二さんに三島由紀夫論を熱く語られていました。
僕の博報堂の入社試験の作文は、「ノックの音がした」で書き始めて、星新一文体で書きました。
僕の小説のDNAだけでなく、量で頑張ろうというモチベーションをいただきました。
[ おすすめ度 ]
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☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
- 感想投稿日 : 2014年11月6日
- 読了日 : 2014年11月6日
- 本棚登録日 : 2014年11月6日
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