戦争における「人殺し」の心理学 (ちくま学芸文庫)

  • 筑摩書房 (2004年5月10日発売)
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戦争映画、特にベトナム戦争を題材にした映画の見方が変わるだろう。世界で起きている戦争について、主に一般市民の被害について同情し支援したいと感じていたが、徴兵されて参加する兵士の精神的被害も重大なのだと知った。武術が儀式化されて行ったのも人間的精神をたもつという意味があったのだろう。テレビや映画、漫画、ゲームはどんどん過激で生々しくなり、現代人は血生臭いシーンへの抵抗が薄れつつある。著者が言うように「なぜ人は人を殺さないのか」を見直す理由がある。

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感想投稿日 : 2023年1月7日
読了日 : 2023年1月7日
本棚登録日 : 2022年11月26日

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