(2015/3/31読了)
重松さんは、最初に読んだ本が合わなかったことが尾を引いていて、勧んで読むことは少ないです。でもこの本は、いつもと違う図書館の書架で見つけ、見開いた最初のページにあったお品書きに惹かれて借りてみました。(お品書きは目次とは関係なかった)
直球でほのぼのとした内容。中学生の女の子と両親、うどん屋をしている祖父母。そのうどん屋でのことがメインなのですが、そのうどん屋の近くに出来た斎場からのお客様の出来事が、連作短編集のように収録されてます。
上下巻に分けてあるのは、下巻では何か違う風が吹くのでしょうか。
(内容)
中学二年生のよっちゃんは、祖父母が営むうどん屋『峠うどん』を手伝っていた。『峠うどん』のお手伝いが、わたしは好きだ。どこが。どんなふうに。自分でも知りたいから、こんなに必死に、汗だくになってバス停まで走っているのだ。おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん。そして『峠うどん』の暖簾をくぐるたくさんの人たちが教えてくれる、命についてのことー。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
さ行の作家
- 感想投稿日 : 2015年3月31日
- 読了日 : 2015年3月31日
- 本棚登録日 : 2015年3月14日
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