主に人文社会科学分野を扱う小規模出版社の団体が発行する情報誌に、全国各地の書店員が寄稿した文章を集めた一冊。具体的な仕事の仕方というより、各書店の、そして書店員それぞれの「書店員」という仕事に対する姿勢が描かれている。この本を一言で言えば誠実な本。書店員さんって良い意味で真面目で誠実なんだなと思う。特に第4章の「東日本大震災特別篇」で震災が発生した年から6年後に渡る書店員たちの文章は、今、新型コロナウイルスの影響で外出自粛する状況と重なって、ずっしりと感じられた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2020年4月6日
- 読了日 : 2020年4月6日
- 本棚登録日 : 2017年4月6日
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