模倣犯(四) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2005年12月22日発売)
3.88
  • (666)
  • (859)
  • (830)
  • (41)
  • (14)
本棚登録 : 7674
感想 : 357
5

可愛がってた孫娘を殺され!娘も刑事の心無い言葉で精神をやられ入院してしまった、豆腐屋をしている老人有馬義男がなかなか洞察力があって凄い。小説なのに思わず応援してしまう。見事に活躍し、意外にこちらの期待を裏切り、頭が硬くこだわりが強い前畑滋子をやり込めている。
高井由美子は、前巻ぐらいまでは、しっかりしていて木の強い女性に描かれていたと思っていたが、思いのほか冷静さを失い感情に走り、報道で叩かれる。そして最も危険な網川が優しく寄り添うハラハラが続く。5巻ではどうなるのか。

読書状況:いま読んでる 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年6月2日
本棚登録日 : 2023年5月26日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする