そして扉が閉ざされた (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1990年12月4日発売)
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本棚登録 : 2139
感想 : 273
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目が醒めるとそこには、3ヶ月前に集まった4人がいた。そこは完全に閉ざされた地下のシェルター。
咲子という女の死因を事故死ではなく殺人だと思っている母親が、事件に関わりのある4人の男女を別荘の地下シェルターに閉じ込めてしまう。
雄一、正忠、千鶴、鮎美の4人は、この空間で咲子の死を否が応でも振り返ることに。

密室で仲間4人を疑う環境は、精神的に追い込まれる。それにしても4人のキャラクターは、灰汁が強くてちょっと苦手だった。特にすぐヒステリックになる千鶴。あの子好きじゃないわー。
最後の推理は驚いたのと、あーー!がーん!って感じ。気持ちが行動に表れたせいだなぁ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: もってないほん
感想投稿日 : 2017年3月24日
読了日 : 2017年3月24日
本棚登録日 : 2017年3月24日

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