魔法科高校の劣等生(2) 入学編<下> (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2011年8月10日発売)
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才能は平等に与えられているものと考える人。
自分の努力が他人の努力に劣っているわけがないと考える人。
これらは見方が違う。遺伝子によって、才能は個々人で異なっている。そして同じだけ努力するといっても才能によってその結果は異なってくるし、相手がどれだけ努力しているかというのはわからない。(勉強時間というより、集中している程度、そして集中力が続く時間)

他の人と同じ才能がないというだけで、劣等というラベルを張られる人。
多様性のある人を教育しようにも、それを測る物差しが同じなら、均一的になる。
優劣なんて物差しが何かってことに依存するんだよな。

エリカのいう、入門して半年は技を教えてないというのは正しい。自分の体が技を覚えられるようになっていないにもかかわらず、人は安直に技を覚えたがる傾向にあると思う。
そして、最初から教えてもらおうという考え方、教えられるのを待っている姿勢は論外で、師範代も現役の修行者だから師範代にも自身の修行があるというのも正しい。
どうも昔の自分は学校の部活だからと言って履き違えていたなあと反省。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ラノベ
感想投稿日 : 2017年5月15日
読了日 : 2017年5月15日
本棚登録日 : 2017年5月13日

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