主人公の年齢が自分より下なせいかそこまで感情移入はされなかったのだけど、こういう気持ちになったことはある、と過去の自分を思い出す部分がかなりありました。大人でもない子供でもない、未来に不安を抱えてるそんな時期は私に限らず誰にでもあるものでしょう。
大変な時代だから、生き抜いてく為に支え、というか心の拠りどころみたいなものが必要なんだと思う。ツユキが言っていた「人より壊れやすい心に生まれついた人間は、それでも生きていくだけの強さも同時に生まれ持ってるんだよ。」という言葉が私の中ですごく強く残っています。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
児童文学
- 感想投稿日 : 2011年7月2日
- 読了日 : 2003年1月24日
- 本棚登録日 : 2011年7月2日
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