ハル: 哲学する犬

  • ポプラ社 (2006年2月1日発売)
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本棚登録 : 231
感想 : 38
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絵を眺めるだけで癒される絵本でもあり、
言葉をたどるだけで心温かくなる詩集でもあります。
北朝鮮に拉致された蓮池さんが、心を込めて翻訳した1冊。

本の題名でもあり、登場する子犬の名前でもある「ハル」というのは、韓国語で“1日”という意味。
いろんな1日、が詰まっています。
「そうです。ぼくたちが毎朝むかえる1日(ハル)は、すべて初めての1日(ハル)なのです。」というフレーズが好き。

他にも、この本の優しい色彩とメルヘンな絵柄が大好きです。
たまにページをめくっては、ぼんやりハルを眺めつつ1日を振り返るのも好き。難しくはないけど、大人が読むとより心に響きそう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 短編集・詩集
感想投稿日 : 2011年9月5日
読了日 : 2011年9月5日
本棚登録日 : 2011年9月5日

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