再読。停滞していると感じた時にいつも読んでいます。
ものごとの本質を見ている、いわば、発想の転換ができる本です。
勉強に行き詰った受験生、仕事に不満を抱える社会人にとくにお勧めです。
あるレジ打ちの女性の話。
あるパチンコ店の話。
受験合宿の話。
泣けます。
わかっているつもりでも忘れがちな、目の前のことに真摯に取り組むことや支えてくれる人への感謝の気持ちを思い出させてくれます。
いくつものエピソードが書かれていますが、本の1番最初にあるのは戦時中のアフガニスタンの子どもの話。
「今、一番望んでいることは何?」そう子どもたちに尋ねた時、
返ってくる答えは「平和」でも、「おなかいっぱい食べられること」でもなく、「命の保証」でもない。
「学校にいきたい・・・学校で友達と勉強したい」という願い。
この本は決して「周りも頑張っているんだから頑張れ」というような押しつけでもなければ、「あなたは十分幸せなんだよ」なんていう慰めでもありません。
ただ、見る視点を変えるだけでものごとがこんなに変わって見えるのかと驚きます。
・あなたの夢がかなうということは、あなたが自分らしく信念を貫き通して生きた証しでもあるのです。
・やって当たり前のことを、当たり前と思えないほどの情熱を傾けて行う、それを努力と言うんだよ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
泣ける
- 感想投稿日 : 2011年8月6日
- 読了日 : 2011年8月6日
- 本棚登録日 : 2011年8月6日
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