中学二年生の一年間で、あたし、大西葵十三歳は、人をふたり殺した。
武器はひとつめのときは悪意で、もうひとつめのときはバトルアックスだった。
心をつかむ文章で始まったこの本。
まだ大人になりきれない、心が不安定な時期。
彼女をそこに向かわせたのは、クラスでは目立たないひとりの少女だった。
何もかもが不確かな思春期の少女を描いて秀逸。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
さ行
- 感想投稿日 : 2014年11月4日
- 読了日 : 2014年11月4日
- 本棚登録日 : 2014年11月2日
みんなの感想をみる