捜査一課の色恋沙汰 捜査一課のから騒ぎ2 【キャラ文庫】

著者 :
  • 徳間書店 (2012年4月27日発売)
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感想 : 6
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不幸な偶然が続き、同期の森田と同居&コンビを組むハメになった捜査一課の結城。
当初は犬猿の中であった二人だったけれど、どういうわけだか恋人同士に……。

ところが、「僕が抱かれる方だなんて冗談じゃない!」とやっぱりどこまでも噛み合わない二人。
おかげで抱き合うところまで行くがどうしても最後までできない。

そんな折、森田と元々コンビを組んでいた佐々木が仕事に復帰! 素直で可愛い佐々木と森田は、周囲も認めるツーカーぶり。
プライベートでの喧嘩もあって、すっかり、森田は自分とのコンビを解消するのだと思い込んだ結城は、イライラ。
自覚のないまま嫉妬する結城だったけれど、有名私大で殺人事件が発生すると、森田とコンビを組んで捜査をすることに……。

という話でした。
ちょっと一冊めの「捜査一課のから騒ぎ」を読んでから時間が経っていたので、あれ? この二人、最後までいってなかったんだ……とそこにまず一番びっくりしてしまいました。
普段、この作者さん、結構、えげつない話を書くイメージがあったので、ちょっとそこに驚いてしまうという失礼なんだか、なんなんだか……という感じですね。

物語の内容は、今まで自分の言動の何が失礼だったのかわからなかった結城が、自分とよく似た境遇の事件関係者にで出会って、森田との関係を通して変わっていく……というのがメインでした。
……が、ちょっと私には微妙に、結城の言っていることのどこが他人をそこまで怒らせるのかよくわからないです。
まあ、多分きっと、それは私が比較的結城とよく似た思考回路をしているからなのかなあ……と思いました。

それにしても、感動できる話だったかなあ……と思いました。すっごくベタベタなんですけどね。
BLでこういう話ってあんまりないと思うので、そういう意味でもいい本だったと思います!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説(BL)
感想投稿日 : 2015年11月5日
読了日 : 2015年10月22日
本棚登録日 : 2015年11月5日

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