物語が、始まる (中公文庫 か 57-1)

著者 :
  • 中央公論新社 (1999年9月18日発売)
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本棚登録 : 946
感想 : 105

表題作を含めて4つの物語を収録。いずれも、この作家らしく、日常に非日常がさりげなく紛れ込んでくるという構成。あいかわらず、とぼけた味わいだ。しかし、うまいなあ。この奇妙なリアリティは捨てがたい。雛型がリアルな(?)恋人よりも重いのだから。 この人の場合は想像力というより、もうほとんど空想力という感じだ。幻想というのとも、また違うし、本当に独特のの世界を見せてくれる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ☆日本文学
感想投稿日 : 2013年9月23日
読了日 : 2012年6月6日
本棚登録日 : 2013年9月23日

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