表題作を含めて4つの物語を収録。いずれも、この作家らしく、日常に非日常がさりげなく紛れ込んでくるという構成。あいかわらず、とぼけた味わいだ。しかし、うまいなあ。この奇妙なリアリティは捨てがたい。雛型がリアルな(?)恋人よりも重いのだから。 この人の場合は想像力というより、もうほとんど空想力という感じだ。幻想というのとも、また違うし、本当に独特のの世界を見せてくれる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
☆日本文学
- 感想投稿日 : 2013年9月23日
- 読了日 : 2012年6月6日
- 本棚登録日 : 2013年9月23日
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