はじめて清水訳で読んだ時は、内容が非常にわかりにくかったような記憶がある。はじめて読むフィリップ・マウローであったし、翻訳のせいでもあったのだろう。たしか原尞の「そして夜は蘇る」を読んで、その本家である「長い別れ」を読んでみようと思ったような気がする。その後「長き眠り」を読み、あらためてその良さを感じた記憶している。
今回、村上訳で読んでみる内容の難解さの片鱗はあるものの容易に理解できた。ということは、内容の難解さは著者に起因し、理解の容易さは翻訳者と読者に起因するということか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2007年に読んだ本
- 感想投稿日 : 2011年10月2日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2011年10月2日
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