イギリス英語は落とし穴だらけ

  • 研究社 (2016年1月20日発売)
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 著者は、「クーリエ・ジャポン」(講談社)でここがおかしい「ニッポン神話」という異文化比較論のエッセイを連載している英国勅許会計士/ベルギー王国公認税理士だ。


 同じ英語だから対して違いはないだろうと甘く見ているとやけどする。ものの言い方もイギリスとアメリカとでは違うので注意が必要だ。


 今回初めて知って驚いたことがある。それは、「微妙なニュアンスの違いがわかりますか?」で取り上げられている表現を見て「なんだこれは」と思った。


 That's interesting.とIt's interesting.の違いはと言われてびっくりした。前者の場合、ポジティブな響きがするが、言い方によっては皮肉捉えられる。後者の場合、ポジティブな感じに理解されないとある。その理由は、It'sで文章を始めるとbutのイメージが浮かんでくるからとある。


 中学レベル単語が並んでいるが、そんな違いがあるとは今日まで知らなかった。英語は奥が深いなあ。


 文化の違いと言えば、読売新聞が発行している英字新聞The Japan Newsは、日曜日JN Learning Labと言う4ページの語学学習者向けの情報を載せている。その中に毎月第3週目にTranatlantic Trouble: British and American Englishというコラムが載っている。それは、イギリス英語とアメリカ英語のさまざまな違いについて書かれている。英語と言っても、ずいぶん違うものだ。

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感想投稿日 : 2016年6月4日
読了日 : 2016年6月4日
本棚登録日 : 2016年6月4日

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