コージーの新シリーズ1作目。
といっても、もしかしたらこれは2作目? みたいな記述もあり。
人の良すぎる旦那様=警部補に仕える使用人達が、秘密の探偵団として事件を捜査するというストーリーで、最初から最後まで安心して読める本。
かといって、決して退屈なわけではなく、きちんとミステリーの型はあるし、あれやこれやと散りばめつつ、旦那様に悟られないように上手く誘導するところなど、温かなユーモアに溢れてる。
これだけ慕われるだけの人か?という気持ちは、最後の方での彼の振舞いに、あっさりと鞍替えさせられる。いい人だー。
早速続きを匂わすラストに、次作の発売も楽しみ。
まあ、飛びついて買うかどうかはわからないけれど、シリアスなミステリーの合間に、やっぱりこういうコージーは必須なんだよね。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
海外ミステリ
- 感想投稿日 : 2015年6月21日
- 読了日 : 2015年6月20日
- 本棚登録日 : 2015年6月21日
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