クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2002年11月8日発売)
3.66
  • (44)
  • (107)
  • (88)
  • (15)
  • (5)
本棚登録 : 924
感想 : 75
4

目が覚めたら、全く身に覚えのない場所にいた。そして勝手に始まってしまったデス・ゲーム。

こんなにソワソワしっぱなしの読書体験は久しぶりで面白かった!( *¯ ꒳¯*)こちらまでもが、思わず息を潜めてしまう…。

『火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された』

現在地さえ分からない中、突如始まる生死をかけたサバイバルゲーム。スタートで藍という女性と出会い、共に行動するようになる。

何度も危険な目に遭い、相手の目を盗み、騙し騙されて進むたびに、まるで自分がそこに迷い込んだかのように、連動して呼吸を抑えたり気持ちが昂ったりした。

藍の様子を最初から注意深く見ていたので、キーマンなんだろうなとは思っていたし、やっぱりな…という感じだった。

ラストシーンはモヤッとするなぁ…。何一つ解決していないまま、謎ばかりが残ってしまった。でも最後の最後まで楽しい一冊だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年10月19日
読了日 : 2023年10月19日
本棚登録日 : 2023年10月19日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする