「在特会」を「自分とは全く関係のない人間の集まりである」という認識を持っている方にとってはおそらく受け入れ難い内容になるだろうし、「レイシスト集団を徹頭徹尾糾弾する」といった内容を求めているのであれば肩透かしを食らうだろう。ただ、オビにある「われわれ日本人の"意識"が生み出した怪物ではないのか?」という問題提起と著者の至った結論には非常に頷けた。「ではどうする?」という点については本書を読んだ各人がそれぞれの立場で考えるしかないのだろう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2012年4月21日
- 読了日 : 2012年4月21日
- 本棚登録日 : 2012年4月21日
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