沖縄の米軍基地のガイド本を持っておりなかなか興味深いレポートを書く著者だったので、本書のタイトルからこれは何かありそうだと思い手にとった本である。本の冒頭から、横田空域の話、アメリカにとって日本には国境がない話、日本のどの土地でも米軍が接収できるという密約がまだある話など、グイグイと引き込まれていく内容だった。ただその面白さも序章までで、本章に入ると、密約や条約の難しさも手伝って難解な文章からよく理解ができなかったが、戦後日本のこのような状況を形作ったのはマッカーサーではなくダレスだということがわかった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
政治
- 感想投稿日 : 2017年4月2日
- 読了日 : 2016年9月1日
- 本棚登録日 : 2016年8月25日
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