未来化する社会 世界72億人のパラダイムシフトが始まった (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)

  • ハーパーコリンズ・ ジャパン (2016年4月28日発売)
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主にITとライフサイエンスが未来に与える影響について解説している。未来といっても、現実の最先端事例を紹介しているものであるが、あまり知らないことも多く、こんなところでこんなイノベーションが起こっているのかと感心させられる。特に、エストニアとベラルーシの事例に驚いた。オープン戦略をとるエストニアのE-Regidency(電子居住権)の事例が先進的で面白い。これこそ未来の政府だ。これからはグローバルでビジネスを展開するなら、エストニアに本拠地を置くのがいいのかもしれない。逆にクローズド戦略をとるベラルーシの未来は心配だ。また、アフリカが持っているポテンシャルは現在先進国と呼ばれている国々に対する驚異になりそうなのことも分かった。一方で、日本の将来は悲観的にならざるをえない。というとこで、子供にはプログラミングを学ばせようかな。IT技術者にするつもりは毛頭ないけど、ビジネススキルのひとつとして様々な場面で活用できそうだから。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス
感想投稿日 : 2016年10月29日
読了日 : 2016年10月28日
本棚登録日 : 2016年10月24日

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